ワンピースネタバレ839話の確定「クソお世話になりました」
扉絵はこち亀両さんの顔にまゆ毛を書く麦わらの一味
ジャッジ「ご苦労だったな イチジ ニジ 戦地ブロックコリーもまた ドフラミンゴ政権衰滅の犠牲者と言える 武器を調達できなくなった軍隊が 我々に”力”を求めた 弾圧の道を諦めて…」
レイジュ「半端な優しさが犠牲者を増やす いい例ね」
イチジ「理由などはどうでもいい」
ニジ「金を払えた方を 勝たせてやる!! それだけだ」
ヨンジ「いっそどっちも潰してやれば もっと稼げるのによ!!」
ジャッジ「それでは海賊と同じだ」
ジャッジ「我々は”まだ”……『世界政府』に属する加盟国である」
イチジ「そういえば父上…近々”世界会議(レヴェリー)”ですね」
ジャッジ「──しかしながら…今回からはさすがに『世界会議(レヴェリー)』出席の権利ははく奪されるだろう 皆覚悟しておけ!! そのかわりに得る力は 絶大だ!!!『ジェルマ』は変わる!!!」
ニジ「──こんなに父上を喜ばせる出来事はそうそう起きねェ まさかお前が”役に立つ”日が来るとは… サンジ……!!」
サンジ「……」
ニジ「お前が消えた日は驚いたぜ──本当だ おれ達兄弟は時々いなくなったお前の話をしたもんだ…… サンジはどこでどうやって野垂れ死んでたら 一番面白いかってな!」
吹き出すヨンジ「ぷ───っ!! アハハハハ…」
サンジ「残ってるぞニジ 全部食えよ」
ニジ「あァ?……コレか 残すんだ 食いたくねェ さっきチョコをたらふく食ったし…このイモみてェなソースがマズそうだ ネバネバして気持ち悪い ゴミ箱行きだな」
サンジ「食え!! 食料の貴重さも料理の苦労も知らねェバカ王子」
ニジ「バカァ!? てめェ…サンジの分際でおれを侮辱し 命令すんのか…!? ……!!」
ニジ「料理長を呼べ!! コゼットはいるか!?あいつがマズそうな物出したせいで弟に気分を害された!!」
慌ててやってくる料理長のコゼット
「はい!! 申し訳ございません!! ニジ様のお口に合わない物を出してしまい…」と平謝り。
皿を掲げるニジ「よし…そこを動くなコゼット」
ブンッとコゼットの顔面めがけて皿を投げつける。
コゼット「……!!」
顔にぶつかる直前で皿を受け止めるサンジ。
ニジ「あ!?…」
サンジ「てめェどこまでクズだ!!女(レディ)の顔に」
コゼット「!」
サンジ「キズを残す気か!!!」
コゼット「…………!?」
ニジ「レディ!? ただの“メシ炊き女”を庇うのか!?」
レイジュ「まあ紳士」
落ちた料理を拾うサンジ「中身もこぼれちまった これは『アリゴ』だ ジャガイモとチーズを混ぜて作る」
コゼット「!」
サンジ「ジャガイモは体の免疫力を高め 血圧を安定させる 栄養価も高い」
ニジ「!?」
コゼット「サンジ様 お片付けは私が!」
サンジ「お前らが偉いからか知らねェが コンフィの肉も部位を厳選してある 朝から作るにゃ手の込んだメニューだ」
コゼット「あ!! いけませんサンジ様 王族が床に落ちた食べ物など」
ニジ「おい!! 正気かてめェ!!汚ェな!!!」
サンジ「味付けも完璧だ」
サンジの言葉に感動し涙を流すコゼット。
ニジ「どんだけ貧乏根性が染み付いてんだ!!!仮にもおれの弟を名乗るなら みっともねェマネすんじゃねェよ!!!」
顔面めがけて蹴りかかるニジにジャッジが叫ぶ。
ジャッジ「よせ!!! ニジ!!! 婚礼前だ!!!」
コゼット「きゃあ」
サンジ「!!!」
ため息をつくニジ「ヴィンスモークの恥晒しが…」
サンジ「“それ”に所属する事がおれにとっての恥なんだよ」
ニジ「!!」
サンジ「“食”に敬意を払えねェバカも!!」
「!!」
「女に手を上げる男も!!!」
サンジ「部下を人とも思わねェ王族の驕りも!!!お前達の全てがおれの思想に反する!!!」
イチジ「――お前の言い分は多数弱者の戯言だ サンジ」
サンジ「!」
イチジ「昔からお前の言う事は理解できなかった 王には王たる 条理がある!!!不条理は貴様だ!!!」
サンジ「!!」
ジャッジ「……まったくだ 間違いにも拍車がかかっている――それはこの男の 悪影響か? サンジ」
サンジ「!!?」
「……………… え……!!!」
ジャッジ「ビッグ・マムの情報力は噂以上だ 2年前までコイツの店にいたそうだな」
サンジ「………」
ジャッジ「海域も特定済み…どうやらこれは最近の写真だな」
「海上レストラン『バラティエ』……!!」
「………」
「どうした 顏色が悪くなってきたな」
『“麦わらの一味”も サンジ当人もどうやらこの結婚に抵抗する気だボン もしもの時の切り札に……この「ブレスレット」と…「弱点」を教えておくでソワール』
ジャッジに手枷と情報を持ってきたタマゴ男爵の描写。
ジャッジ「………、まァ お前が言う事を聞かなかった最悪の場合だ……『こいつの首が飛んでもいいのか!?』――などと脅しを使うのは…」
真っ青になるサンジ「………」
ジャッジ「くれぐれも」
「バカなマネはするな 我々の“機動力”も承知のハズ」
ジャッジ「何も抵抗せず 仲間を諦め…」
サンジ「……」
ジャッジ「プリンとの結婚を受け入れろ――それで全てが 丸く収まる」
【回想】
無人島に漂着した時の会話。
『おれはお前のこと殺す気だったのに!!!お前なんかに優しくされるおぼえはねェぞ!!!』
そしてバラティエでの日々。
『すげーなクソジジイ!!』
『これが海上レストランか!!』
ゼフ『これから忙しくなるぜ!!!』
サンジ『大丈夫さ!! おれがいるんだ!!』
綺麗な女性に見とれて皿を落とすサンジを怒鳴りつけるゼフ
ゼフ『おい!!チビナス~!!』
厨房で怒られるサンジ。
ゼフ『遅い!! チビナスー!!』
サンジ『遅くねぇクソジジイ~!!』
大きなってもゼフに蹴られるサンジ。
ゼフ『また女かチビナス~~!!』
サンジ『ぶへ!!』
ゼフ『チビナス~~~!!』
そして別れの日。
ゼフ『おいサンジ カゼひくなよ』
サンジ『!!!』
『オーナー・ゼフ!!!……長い間!!!くそお世話になりました!!!』
【回想終わり】
サンジ「……」
ジャッジ「明日は平和な挙式にしよう」
その手に持つゼフの写真でさまざまな記憶が蘇る。
ジャッジ「ビッグ・マムとプリンとは 今日の昼食を共にと 城へ出向く準備をしろ」
うつむくサンジ「……」
そしてしばらくしたあと…
大声を上げるサンジ。
「!!?誰か来てくれ!!ドクターを呼べ!!おいしっかりしろ!!」
「くそ!!あいつらおれのいねェ所で!!この娘に一体何の罪があった!?気を失う程女を殴ったのか…!?」
そこにはボロボロになったコゼットの姿が。
サンジ「こんな悪党(クズ)今まで会った事がねェ!!!」
ギリっと歯を食いしばるサンジ。
そこへヨンジが現れる。
ヨンジ「お前のせいだよサンジ」
サンジ「!! ヨンジ……!!」
ヨンジ「身分違いの女をつけ上がらせた」
「ニジに会いてェだろ? 勿論その犯人だからな」
「ついて来い 会わせてやる」
サンジ「ああ 望む所だ…!!!」
とある場所に連れて行かれるサンジ。
そこには施錠された厳重な扉が。
サンジ「!?」
「ここは……」
ヨンジ「興味あったろ?ガキの頃は立入禁止だったもんな」
扉を開けるとそこには、大量のカプセルの中に液体と共に入れられたジェルマ兵士たちの姿が。
研究者「タイプ-MB 54人 MST-30人……」
サンジ「!!?」
研究者「タイプ-MHは21人補充を」
サンジ「何だ!!?」
「コイツら……!!!」
■強国ジェルマに隠された真実…!!
感想や考察など
サンジの騎士道はジェルマのものではなかった??
サンジは「女は蹴らない」と言う騎士道を持ってますが、これはジェルマで教わったものではなさそうですね。
ニジが女性のコゼットに簡単に手を上げていた所を見ると、サンジが言ってた「女に手をあげたらいかんと叩き込まれて育った」のは、ジェルマの教育ではなさそうです。
かと言ってゼフも最初に船を襲った時には、女性から金品を巻き上げてましたし、ゼフでもなさそうなんですよね。
じゃあサンジに騎士道を教えたのは誰なのか??
ここでいじめられていたサンジの教育者である、「第三者」の存在が浮かんできます。
幼少期時代にサンジの面倒を見ていた人間がいるのかもしれません(コラさん的な)
もしかしたら女は蹴らんと教えたことと、料理人を目指したのはその人の影響?
北の海から東の海に渡ることができたのも、その人の助けがあったのかも。
もしそうだとしたらジェルマ内のコック、もしくはオールブルーを求めて海を放浪する料理人かなぁ?
ジェルマの兵士はやはり科学で強化されていた?
扉の奥には大量のカプセルと、液体に入った兵士たちの姿が。
たぶん兵士たちが科学的に強化されているんでしょうね。
イチジが硬かったのも、ヨンジがプレスで顔を治していたのも、
この部屋で科学的に強化されていたからだと思われます。
ニジがこの部屋にいるのも、自分を修理しているから??
ここで謎になってくるのは、なぜサンジだけは強化されていなかったのか?
ひょっとしたらサンジの珍しい血液型「S型RH-」が、機械を拒否していたのかもしれません。
サンジが「落ちこぼれ」だったのは、それが原因なのかな。
コメント
サンジの生い立ちは何だかドカベンの岩鬼のそれに似ているね。
岩鬼は4兄弟の中で一人だけ出来が悪く、母親に愛情を注いでもらえずに関西弁の乳母に育てられたという設定です。
なので神奈川出身なのに関西弁を喋り、他の兄弟に比べて情に厚い男気のある性格に育ったと。