ワンピースネタバレ867話確定「HAPPY BIRTHDAY」
扉絵は人気ありすぎの罪で74人の部下と5億ベリーを渡され国外追放されたキャベンディッシュ
ヨルルの振り下ろした剣を片腕で叩き割るリンリン。
ヨルル「!?」
リンリン「フー、ウー・・・」
カルメル「やめなさい!リンリン!!」
ヨルル「おお!」
リンリン「セ~~~ム~~~!ラァ~~~!!」
ドスゥゥゥン
ヨルル「!!?」
叩きつけられたヨルルは白目をむき、血を吐いて倒れる。
巨人「滝ひげさまぁ!」
「きゃああーーー!」
「ヨルル様!!」
リンリン「セ~~ム~~ラァ~~!」
カルメル「リンリン!」
カルメルは近くにいた女巨人に駆け寄る。
カルメル「セムラを用意できる!?」
女巨人「村の食糧庫にお祭りのが・・・」
巨人「リンリンを取り押さえろ!」
リンリン「アア”~~~~!!」
巨人「村の火を消せーーー!」
一方カルメルは燃えさかる村の方へと走る。
子供たち「マザー何してるの?」
カルメル「下がってなさい!」
子供たち「危ないよー!」
カルメル「ゲブーア」コポポ・・・
子供たち「マザー!なんだアレ!」
カルメル「声を与える」
ゴゴゴゴゴ・・・
火「・・・・・・・・・」
カルメル「従いなさい・・・!」
子供たち「火に顔が・・・!
「え~~~ん!」
「悪魔みたい!」
カルメル「お前の名は・・・パンドラ!」
巨人「急げ!リンリンにセムラを与えろ!」
リンリンがセムラをおいしそうに食べ始める。
カルメル「静まれ!!」
カッ
巨人「!?マザーが・・・」
太陽「ハイマザー」
巨人「奇跡を・・・」
カルメル「・・・いいえ、太陽の神が・・・すべてを治めたのよ」
巨人「・・・・・・!!」
ヨルル「裁け・・・あれを子供と思うな・・・!」
巨人「ヨルル様!手当てを急げ!」
そこにヤルルが現れ、寝ているリンリンに剣を突き付ける。
巨人「山ひげ様!」
ヤルル「リンリン・・・!」
リンリン「くかー」
カルメル「どうかお慈悲を!」
巨人「!?」
ヤルル「止めるのか?カルメル・・・ヨルルは300年・・・共に戦った戦友・・・!この歳じゃ・・・奴はもう助からん・・・・・・!長生きではない・・・!死に様なのだ戦士とは!!・・・!許される道はない」
カルメル「わかっています!でも許されなくても、リンリンは他の子同様全てに見放され「羊の家」に行き着いた哀れな子、私が見捨てる訳にはいかないのです!」」
ヤルル「!!」
カルメル「私がこの子を連れて・・・ここを出ていきます!!」
巨人「!!カルメル!!」
ハイルディン「山ひげ様!リンリンを殺してくれーーー!エルバフの誇りはどこへ行ったんだ!」
巨人「ハイルディン!」
剣を持ったハイルディンを、巨人たちは慌てて止める。
ヤルル「ならば早くわしの目の前から消えてくれ・・・!」
リンリン「・・・?」
巨人族の英雄ヨルルは死んだーー
「リンリンと言う悪神」
「カルメルの奇跡」
この日起きた出来事はーー
リンリン「あれ?なにかあったの?滝ひげ様死んだの??」
巨人「!!」
世界にわずかに点在する、巨人族の国々にもつぶさに知れ渡ったーー
マザーと離れる事を拒む「羊の家」の子らと、今や巨人族の目のかたきシャーロット・リンリンを連れて、マザー・カルメルはエルバフを後にする。
ーー新しい羊の家での暮らしが始まった。
エルバフとは違う巨人の国に着いたカルメル達は、巨人に家づくりを手伝ってもらっている。
巨人「これでいいか?」
カルメル「十分よ」
巨人「正直リンリンの顔はもう見たくねぇが、あんたは巨人族にとっても聖母さカルメル。いつでも頼ってくれ・・・!」
カルメル「ありがとう・・・」
ーーつのる子供たちの不安を取り除こうと、カルメルは一層笑顔に務めた・・・数日後にはもういつも通りーー
リンリン「まてまてー」
子供たち「きゃーリンリンに殺されるーー」
羊の家には子供たちの笑い声が響いていた。
羊の家の評判はこうだ
いかなる問題児も聖母(マザー)が奇跡の力で更生し、よき里親に巡り合うーー
政府の役人「まさかエルバフを出るとは」
カルメル「そうしてでもあの子を手放したくなかったのさ、よく考えな!5歳にしてエルバフの村を半壊させるほどの逸材だよ!」
役人「・・・しかしこの額は・・・」
カルメル「出せねぇはずないよな?海兵なら将来の大将、元帥クラス、CP(サイファーポール)なら天竜人達の最強の盾となるだろう。ガキ売り稼業50年、ウチにしたって歴代最高の商品だ!37年前海軍とひと芝居打ってエルバフに潜り込み、海軍初の巨人の海兵ジョン・ジャイアントが誕生したのもあたしのパイプがあってこそ!」
「羊の家でずっとガキどもを騙し続け、2年に一度イキのいいみなしごを政府に売ってあげてる。諜報部員にうってつけだろ?みなしごは足がつかない」
役人「わかった!わかったよ!金は何とかする」
カルメル「当たり前だよ・・・聖母やんのも楽じゃねぇんだ!これを機に・・・ぼちぼちこの稼業から足を洗おうと思っててね。最後の商売だ・・・きっちり払ってもらうよ!」
【みなしご売り マザー・カルメル(闇の名:山姥)】
カルメル「ウフフ♡今日は何のお歌を歌う~?」
子供たち「ビンクスの酒~~♡♡」
カルメル「まぁそれは海賊の歌よ?」
子供「そうさおれたちいつか海賊になるんだ!」
カルメル(お前らは政府に売り飛ばすがな)
「そう、カッコいいわね」
そして羊の家での日々は過ぎ・・・
子供たち「せーの、誕生日!おめでとう~~~!リンリンっ~~~~!!」
セムラを積み上げて作ったリンリンの誕生日ケーキ。
リンリン「わーーーっ!!ありがとうーー!みんな~~!!」
子供「リンリンの大好物のセムラを積み上げて、みんなで作ったクロカンブッシュだぞ~~!おいしくできたかな~!お茶会しよう!!」
リンリン「お茶会~~?クロカンブッシュっていうの~?おいしそ~!!」
子供たち「いっぱい食えよ!」
「たべてたべて♡」
リンリン「うん!!」
ある日マザー・カルメルは・・・
リンリン「いただきまーす!!え~んうれしいよ~~♡おいしいよ~~♡」
子供たち「紅茶入れよう」
「すげー食いっぷり!」
「たくさん食えよリンリン」
突如姿を消してしまった
ーーそれは人生で一番楽しかった、リンリンの誕生日ーー
境遇の似た大好きなヒツジの家の仲間たち
おおらかで優しい大好きなマザー
皆の笑顔に囲まれて、大好きな甘い甘いバースデーケーキを食べると、リンリンは涙が止まらなくなった。
なんて素敵な日・・・涙で前が見えなくなった。
リンリン「お~~~いちい~~~~♡♡」
リンリンの大声にかき消される悲鳴のような声。
「うええええ~ん!」
「ああああ!!」
今日はなんて素敵な誕生日!
リンリン「はー・・・幸せ♡夢中で食べて・・・机までかじっちゃった♡ウップ、みんな本当にありがとう!これ一生今日のこと・・・ずーっと・・・・・・!」
ばん!!
ケーキはおろか、机も椅子も子供やカルメルの姿も一切なくなっていた。
リンリン「・・・・・・・・・!あれ?・・・‥みんな?・・・・・・マザー?」
ある日マザー・カルメルは
リンリン「どこにいったの・・・?」
突如姿を消してしまった
引きちぎられたカルメルの服が転がっている。
リンリン「あれれ?どこ?みんな・・・家の中?(一人にしないでよ!)」
(どこなの?)
(ねぇ・・・マザー)
(どうして急に・・・)
(いなくなったの?)
【回想終わり】
割られたマザー・カルメルの写真と、叫ぶビッグマム。
ルフィ「ぐ・・・!」
ビッグマム「どこへ行ったの!?」
「マザァ~~~~ッ!!!」ドン!
■方向は想定以上・・・!?暗殺作戦、続行ーー!!
感想や考察など
マザー・カルメルの正体は「身なし子売り」
善人と思っていたマザー・カルメルの正体は、腹黒い身なし子売りでした。
どうやら政府の役人と裏でつながり、子供を売買していたらしい。
白ひげ頂上戦争にも参加していた中将ジョン・ジャイアントは、カルメルが紹介していたようです。
この分だと、他にも海軍の海兵たち、サイファーポールの中には、「羊の家」の出身者がいるかもしれません。
カルメル失踪はリンリンが食ったから??
思い出に残ったリンリンの誕生日、しかしそこでは夢中で食うリンリンと、子供たちの悲鳴が混じっていたのでした。
どうやらリンリンは嬉しすぎて、子供たちやカルメルまで食ってしまったらしい(汗)
結果的にカルメルにはバチが当たってしまったようですが、子供たちはかわいそうですね・・・
そして実はカルメルは「ソルソルの実」の能力者だったことが判明。
おそらくこの日にカルメルは死に、ソルソルの実が近くの果物に乗り移ったと思われる。
それをリンリンが食べ、ソルソルの実の能力者になったと言うことでしょうか?
マザー・カルメルが生きていないのは、もはやほぼ確定??
マザー・カルメルは本当は生きてる?
今回マザー・カルメルの正体が判明しましたが、どこか白ひげジュニアの母親のミスパッキンと似ています。
お金への執着や、子供を騙している所当たりがとてもよく似てますね。
カルメル=パッキンかと思いましたが、先ほどのソルソルの実の事を考えると、カルメルは死んでる可能性が高いでしょうか。
ただソルソルの実が、ブルックのヨミヨミの実のように、生き返る能力があった場合、カルメルはまだ生きている可能性もあります。
あの場のことははっきり描かれていないので、逃げ出していたカルメル、逃げ出していた子供たちがいたのかも。
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