■外で話し合うプリンとシフォン
シフォン「・・・・・・ウソよ」
プリン「え!?」
シフォン「今の話、演技なんでしょ?私はあなたの性格をよく知ってるから、きっと私たちを騙そうとしてる・・・その手には乗らないわ!」
プリン「今回は本当なの!お願いだから信じて、姉さん?」
シフォン「・・・ダメよ。私はベッジたちとここを出ていく、もう決めたことなの」
・・・
プリン「さすがシフォン姉さん、そう簡単に言う事聞いてくれないわね。でもこれならどうかしら?」
シフォン「!?」
銃を取り出し、構えるプリン。
ベッジ「てめぇ!何を!?」
プリン「兄さんたちとも約束したの、あなたを必ず連れて来るって。悪いけどこれを使わせてもらうわ」
シフォン「・・・!」
ダァン!!
シフォン「きゃあっ!!」
ベッジ「シフォン!!」
シフォン「・・・・・・」
「・・・・・・?」
プリン「うぐっ・・・はぁっはぁっ!」
シフォン「・・・え?」
足が血まみれになり、その場に倒れ込むプリン。
シフォン「・・・まさか!自分の足を?」
プリン「これくらいしないと・・・信用してもらえないでしょ・・・?でも姉さん信じて、今度は本気よ。だってあの人は・・・」
・・・回想
子供「くらえっ!化け物!!」
プリン「きゃあっ」
子供「やーい化け物!お前なんか死んじまえ!」
プリン「ぐすっ・・・うえ~~ん・・・」
ローラ「こらああぁっ!!」
ボカッ
子供「ってーな!なんだよブサイク!」
ローラ「プリンをいじめるんじゃないよ!」
子供たちを叱りつけるローラ。
プリン「ロ―ラ姉さん、ぐすっ、あたしどうしてこんな目ついてるんだろう・・・」
ローラ「そりゃ仕方ないわよ!あなたは三つ目族なんだもの」
プリン「こんな目のせいで、ずっといじめられて1人ぼっちで生きるなんて、もう死んだほうがましだわ・・・」
ローラ「そんなことないわよ、いつかあなたもきっといいお婿さんに出会える・・・!あなたのその目を、美しいと言ってくれる人にね!」
・・・
プリン「ローラ姉さん、本当にここを出て行っちゃうの??」
ローラ「ええ、ロキ王子はいい人だけど私には合わないの、海に出てもっと素敵な人と結婚するわ」
プリン「でもママ、きっとすっごく怒るよ?」
ローラ「何も殺されはしないわよ親子だもの!自分の結婚くらい、自分で決めるわ」
プリン「・・・ローラ姉さん」
ローラ「だからあなたも、素敵なお婿さんを見つけなさい!」
数年後・・・
ビッグマム「プリン、今度の政略結婚の相手なんだが・・・」
プリン「悪いけどママ、ちょっと疲れちゃったから後にしてくれる?」
ビッグマム「?」
ドアを開けて部屋を出るプリン。
プリン「はぁ~~また結婚の話・・・会う男会う男クズばっかで相手をするのうんざりだわ・・・」
男(何とお美しい!きっとあなたを幸せにしてみせます!)
(ビッグマムと結婚すれば、我が国の財産も・・・)
(その眼は・・・ぎゃああっ!気持ち悪い!!ブクブク)
プリン「ローラ姉さん、、きっと私に素敵なお婿さんなんて・・・あらわれやしないのよ・・・」
「結局どの男も、自分のことしか考えてないんだから!ダマして利用する価値しかないわ」
ビッグマム「おいプリン!今度の婿はなぁ、ジェルマ66の・・・」
・・・
サンジ(なんて・・・美しい瞳なんだ!)
プリン(え?)
サンジ(自分のこともか・・・?プリンちゃん!)
ナミを抱きかかえているサンジの姿。
・・・回想終わり
プリン「サンジさんは最初はバカだと思ってたけど、本当は私がずっと求めていた人だった・・・」
シフォン「・・・」
プリン「だから私決めたの!あの人との結婚はもう無理だけど、、彼が仲間とともに帰れるようにするって!」
「兄さんたちは上手くごまかしたわ、あなたたちも必ず逃がすからお願い!」
シフォン「・・・・・・わかったわ」
一方、ビッグマムの子供たち
モンドール「プリンは?」
兵隊「先ほどベッジの元に向かいました」
ぺロスペロー「にしても、どうしてプリンはあの時ジェルマの三男を撃たなかったのだ?」
モンドール「確かにそうだな、うずくまって・・・なぜか泣いていた」
ダイフク「そうだな、それにあの時からプリンの野郎、何か様子がおかしい」
コンポート「女の勘ってやつだが・・・ひょっとするとプリンは、あの男に惚れちまったのかもねぇ」
モンドール「まさか!あのプリンが!?」
ぺロスペロー「ならばシフォンの件は・・・あの男を救うため!?」
モンドール「マズイな・・・プリンに監視を1人付けておけ・・・」
「もし妙なマネをしたら・・・その場で撃ちころせ!!」
コメント
いつも楽しく拝見してます
何でプリンの話だけなの?
ビッグナムが「なんだが…」っていわないだろw