■牛鬼丸の正体は…!?
鈴後 おいはぎ橋
ゾロ「あの野郎…なんで逃げたんだ?」
日和「ところで河松 どうしてここに来たの?」
河松「拙者 過去にここで人と会う約束をしておったのだ」
「その者の名は「菊千代」」
「拙者の弟子にござる」
ゾロ「弟子…!?」
河松 「奴もまた20年後…光月家の無念を晴らすべく」
「この地で準備をしておるはずだ」
「なにぶん女ゆえ心配だったが」
「刀の腕は確かであった」
ゾロ「女か…ここにいるのか?」
河松「生きていればいるはずでござるが」
日和「13年も昔の話でしょ?」
「今頃どこかに隠れて暮らしてるんじゃないかしら」
■ワノ国 とある海峡
ザパァァァン
オーブン「うおおっ!!」
ダイフク「ひでェ嵐だ!船がもたねェ」
ズシン グラグラ
スムージー「ここまで海が荒れるほどの覇気のぶつかり合い…!」
「ママとカイドウが戦っているとしか考えられんな」
プルルルル プルルルル
ガチャ
モンドール(こちらモンドール)
ぺロス「どうした?」
モンドール(麦わらの野郎を発見した)
(どうやらおもしれェことになってやがる)
(カイドウの野郎…ひょっとしたら)
ぺロス「ママを連れ戻すのが先だ」
「鬼ヶ島へ向かう!余計なことはしゃべるな」
モンドール(わかった)
■鈴後 おいはぎ橋
牛鬼丸「ハァ…ハァ…」
武器と着物を抱えている牛鬼丸
ゾロ「戻ってきやがった」
河松「それは…!」
「菊千代の…」
「お前…菊千代を知っておるのか?」
日和「…!」
牛鬼丸「河松様…!菊千代は無事にござります!」
河松「よかった!ところでおぬしは何者…?」
牛鬼丸「少し話を聞いてくだされ…」
河松「?」
牛鬼丸「12年ほど前 この島に海賊がやってきました」
「カイドウとはまた別の者たちが…」
【回想】
カイドウ「侵入者ァ?どこのどいつだ?」
ジャック「なんでもゲッコー・モリアとか言う」
「最近頭角を現したルーキーだそうです」
カイドウ「ちっ ルーキーごときが何しに来やがった」
ワノ国 北の墓場
町人「墓荒らしだァ~~!!」
「剣豪リューマの「秋水」が盗まれた!」
「また海賊の仕業か!もうこりごりだ」
モリア「キシシシシ!」
「こりゃあいい刀だ!」
「この国をカイドウが乗っ取った!?」
「なら今度はおれが奪ってやる!」
「いくぞ!野郎どもォ!!」
船員たち「うおおおおおお!!!」
若いころのモリア、アブサロム(人間型)、ペローナ、生きている大量の船員たち
菊千代「その刀!待て!」
モリア「?」
菊千代「その刀はワノ国の宝 奪わせはしない」
アブサロム「ふん 小童が何を」
モリア「キシシシ待て」
アブサロム「?」
モリア「カゲカゲの実は生きているものに影を入れると」
「人格を移すことができるのだ」
菊千代「えっ!?」
ジョキン!
モリア「キシシシシ」
菊千代「!!」
バタッ
牛鬼丸の体に菊千代の影を入れるモリア
………
……
牛鬼丸「はっ」
「これが…私の体?」
「いったい…どういう事?」
モリア「ちきしょ~~~~!!!」
牛鬼丸「!?」
アブサロム「モリア様落ち着いて!ここはいったん引きましょう!」
「カイドウは…あの化け物は別格です」
ペローナ「ハァ…ハァ… ガタガタガタ」
「みんな…みんなやられちまった」
ボロボロにされているモリアと途中で倒れている大量の船員たち
モリア「わかった…」
アブサロム「?」
モリア「仲間なんざ…生きてるから失うんだ」
「最初から…最初から死んでいれば」
アブサロム「何を言っているのです」
モリア「このまま引き下がってたまるか」
「アブサロム…引く前に 墓場に用がある」
アブサロム「墓場…?」
モリア「ワノ国の…伝説の侍の死体を持って帰るのだ」
【回想終わり】
ゾロ「モリアだと…!?」
河松「それではお主が…」
牛鬼丸「菊千代にござります」
「長い間…お待ちしておりました!」
「反乱に必要な武器や刀は」
「すでに集めておりまする!」
一同「!!」
■着々と整う反乱の準備…!
コメント
ハチノスにいるはずのモリアがなんでいるの?