■ワノ国は一大事…!?
ワノ国 九里のとある畑
町民「これじゃ食えやあしねェ」
ボロッ
弱々しい大根を引き抜く男
「こんな日照り続きでは…」
「作物が全く育たないでござる」
町民「まるで干ばつ」
「今までこんなこと無かったのに!」
荒れ果てている畑
ワノ国 白舞 とある民家
母親「ゲホゲホっ…!ハァ…ハァ…」
子供「おかあちゃん!」
父親「治せねェとはどういう事だ!!」
医者「すまん…こんな病気初めてで」
「しかも町中がこの病気にかかっておる」
「得体のしれない…疫病じゃ!」
ゲホッ ゲホッ
ゴホゴホッ
町中から咳の音が聞こえてくる
■ワノ国 白舞
康イエ「干ばつに疫病」
「スキヤキ様が死んでから」
「なぜか災害ばかりが起きる」
家臣「まるで呪いのようです」
「どうして急にこんな…」
ガラッ
家臣「康イエ様!」
「将軍代理のオロチ様より連絡が」
「今回の災害について対策を検討したいと」
康イエ「わかった…」
「おでんはまだ帰ってこぬか」
■とある海 オーロジャクソン号
レイリー「ワノ国に帰るのか?おでん」
おでん「あァ まさかあの国にそんな秘密があったとは」
「おれはこれからの人生を」
「あの国のためにささげようと思う」
ロジャー「ガッハッハ!だろうな!」
「それがろくでなしの償いってもんだ」
おでん「お前についてきてよかった」
「ロジャー……」
ロジャー「何改まってんだバカヤロー!」
「おでん!感謝してんのァおれたちだ!」
クロッカス「飲みすぎだロジャー!」
「ちったァ控えろ!」
ロジャー「うるへー!飲んだくれの医者に言われたかねェよ!」
クロッカス「なんだと!?」
レイリー「何か手伝おうか?おでん」
バギー「おれが手かしてやってもいいぜ!おでんさん」
シャンクス「バーカ!足手まといだお前なんか!」
「なーおでんさん おれなら…」
おでん「ワノ国がなぜ国を閉ざすのか ずっと疑問だった…」
「勝手に国を飛び出して今さら将軍やらせろなんて」
「虫のいいこた言わねェが……」
「意思は必ず継いで見せる…!!」
おでん「国に残した優秀な家臣らと共に!!」
「ワノ国を開国し!!」
「20年以上先の!未来を待つとしよう!!」
ロジャー「やろうぜおでん!」
おでん「やるぞロジャー!」
■ワノ国 常影港
ロジャー「着いたぞ!ワノ国!!」
白ひげ「おせェぞお前ら」
ロジャー「なんでてめーがいるんだ白ひげェ!!!」
白ひげ「弟を引き取りに来たんだ 悪いか?」
マルコ「おでん!久しぶり!」
イゾウ「おでん様ァ!」
ダダダダダ
おでん「………」
ダッシュで港を駆け抜けるおでん
白ひげ「てめェ!家族にあいさつもなしかァ!」
マルコ「どうしたんだよい?あいつ」
ロジャー「ほっといてやれ この国の行く末に関わることだ」
白ひげ「?」
「どういう事だ?お前たちは最後の島で…いったい何を見た?」
■ワノ国 とある桜の木の下
白ひげ「そう言う事だったか」
「じゃあおでんは」
ロジャー「あァ 恐らくもう戻らねェ」
「…ゲホッ!ゲホゲホッ!」
白ひげ「お前…まさか病を」
ロジャー「あァもう長くねェ」
「ラフテルへの行き方でも教えようか白ひげ」
白ひげ「聞いても行かねェ」
「興味ねェからな……」
ロジャー「近ごろ政府の奴らが…」
「おれを何と呼んでるかしってるか?」
「ゴールド・ロジャーだ」
「……違う!おれはゴール・D・ロジャー!」
白ひげ「時々会うな Dの名を持つ奴ら」
「うちにも一人ティーチってのがいる」
「Dってのは何なんだ?」
ロジャー「おお知りてェか よし教えてやろう…」
桜の木の下で酒を酌み交わすロジャーと白ひげ
■ワノ国から少し離れた海
ジョズ「本当にいいのか?オヤジ」
マルコ「別れのあいさつもしてねェよい」
白ひげ「気にするな!」
「あいつが自分の運命と向き合うほうが大事だ」
ティーチ「……」
ワノ国を後にする白ひげ海賊団
■ワノ国 少し離れた海
レイリー「本当によかったのか?ロジャー」
【少し前の回想】
おでん(これはおれたちワノ国の問題だ)
(ロジャーお前も長くない…)
(どうか息子に会いに行ってやってくれ!)
ロジャー「………」
ワノ国を後にするロジャー海賊団
■ワノ国 とある民家
ピカッ
ゴロゴロッ
祈祷師「ホアアアアアア!!」
「お前が将軍になるまであと一歩だ」
「誰が一番邪魔だい?」
オロチ「康イエだ!」
「あいつさえ…あいつさえいなければ!」
祈祷師「ならばお前に力を授けよう」
オロチ「力を…」
祈祷師「見よ!向こう岸の海を」
「あいつらが…お前の仲間だ!!」
べべん!!
大量の海賊船がこっちに向かっている
オロチ「あれはいったい…」
祈祷師「海賊…百獣のカイドウさ」
オロチ「海賊?」
ピカッ!
ゴロゴロ!
船に乗っている若い頃のカイドウ、キング、クイーン、ジャック
■侵略が…始まる!?
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