バージェス「ぐほぉっ!!」
蹴り飛ばされたバージェスは、
サボをにらみつける。
バージェス「貴様、コロシアムでは
よくもメラメラの実を食いやがったな」
「てめぇの実も欲しいが、まずは麦わらの野郎が先だ・・」
ルフィを追いかけようとするバージェス、
サボ「させるか!」
バージェス「うぐっ」
そこにサボが鉄パイプで攻撃を食らわせる。
サボ「早く逃げろ!!」
ギャッツ「は、はいっっ」
ギャッツたちはルフィを抱えて逃げ始める
ギャッツ「でも鳥かごがせまってる、いったいどこに逃げれば、、」
ヴィオラ「こっちよ!!」
「急いで、この上なら時間が稼げる!」
王宮の上に上るヴィオラが、
ギャッツに声をかける。
ギャッツと戦士たちは、ルフィを抱えて上に登り始める。
一方ドフラミンゴと戦士たち
ルフィの方向に歩いていく
ドフラミンゴに、大勢の戦士たちが飛びかかる。
しかしドフラミンゴの眼中に戦士はない。
「これだけの人数相手なら奴も苦戦するはず。」
メドウズ「食らえ!!」
メドウズが攻撃を仕掛けるも、途中で動きが止まる。
「う、、なぜだ・・動けない??」
後ろを見ると、建物が糸に変化して、
メドウズに絡みついていた。
メドウズ「そ、そんなバカな」
次々に戦士たちがかかっていくも、
みんな糸になった建物に捕えられていく。
「う、うわぁああーー」
「糸が、まるで生き物みたいに!」
その横を黙って通り過ぎるドフラミンゴ。
メドウズ「少しでも奴を足止めできれば・・・」
メドウズは剣を投げるがドフラミンゴはそれをかわす。
イトが絡みついた戦士たちの方を振り返るドフラミンゴ。
黙ったまま、戦士たちをにらみつける。
「アルティメイト!!」
ドフラミンゴが右手を上にあげると、
網のように変化したイトが交差して、
戦士たちを一瞬にして切り裂く。
ドフラ「今まで奴隷だった奴らが、
たてつくとは生意気な・・」
「この誇り高き天竜人の俺様が、
人間ごときにここまでナメられる・・・」
「これがどれほどの屈辱か分かるか?」
「ゆ、、ゆるさん、、、」
「絶対に許さんぞ虫けらどもぉ!!
ジワジワとなぶりごろしにしてくれる!!!」
ドフラミンゴの顔は血管が浮き上がり、
鬼のような形相に変わる。
ドフラ「麦わらぁあああ!!!」
ビリビリッ
ドフラミンゴの怒号が国中に響き、
街の人たちは驚いて一斉に振り向く。
「見せてやるぞ、覚醒した悪魔の実の究極奥義を」
ドフラミンゴはプルプルと震えだすと、
自分の体を糸に変え始める。
地面に溶け込み、姿が消えてなくなるドフラミンゴ。
街人「ド、ドフラミンゴが消えた!」
ギャッツ「ハァ、ハァ、、ここまで来れば」
ルフィ「あ、ありがとう、、」
ヴィオラ「ここならすぐには追ってこれないわ」
旧王宮の上まで登ってきたギャッツ達とルフィ。
リク王「ルフィ君すまない、
この国のために戦ってくれて」
ルフィ「いいんだ、おっさん、俺が決めたことだから」
リク王「私にも闘わせてくれ。
この命投げ出してでも、国と国民達を守ると決めたのだ」
ルフィ「ムチャすんなよ、ちょっと休んだら俺が必ず倒すから」
ヴィオラ「そうよ、お父様。もうちょっとだから無理はしない・・・」
ルフィ「ん?どうした??」
「!!!」
「がはっ!」
急に血を吐いて倒れるヴィオラ。
後ろには人間の形をした糸のかたまりが這い出てくる。
かたまりは徐々にドフラミンゴ本人に代わっていく。
ドフラミンゴ「見つけたぞ、麦わら」
ルフィ「ドフラミンゴ!」
ヴィオラ「げほっっ、げほっ」
リク王「ヴィオラ!」
「ロギアでもないのにどうやってここまで!?」
ドフラ「言ったはずだ、悪魔の実には覚醒と言う上のステージがあるとな。」
リク王「ルフィ君に手出しはさせんぞ、ドフラミンゴ!!」
ドフラミンゴに向かっていくリク王だが、
一撃で致命傷を負わされる。
ドフラ「ヴィオラのために
お前を生かしておいたが、もうどうでもよくなった。
「しね!!!」
ヴィオラ「げほっ、お、お父様!」
ルフィ「おっさーーん!」
「ガギィィン!!!」
キュロス「国王様に手出しはさせん!」
ドフラ「貴様か・・・」
レベッカ「お姉さま、しっかり!」
ルフィ「レベッカ!それに兵隊のやつ!!」
続く・・・
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