■捕らえられたローの運命は…!?
ドスッ ドスッ
ロー「ぐああああっ!!」
ブシュゥゥッ
ホーキンス「吐く気になったか?」
ロー「ハァ…ハァ……フフ」
両手に釘を刺されても、不敵な笑みを浮かべているロー
ドレーク「………」
ホーキンス「貴様がこの程度で吐かないことは想定済みだ」
「連れてこい!」
部下「はっ!」
ロー「?」
ドサッ
ベポ「キャプテン!」
ロー「ベポ!ペンギンと…シャチも!」
ガシッ
ホーキンス「次に答えなかったら」
「…コイツの首を飛ばす いいな」
ロー「!!」
ベポ「すまねェ キャプテン」
「おれたちが捕まらなけりゃ…」
ホーキンス「さァ答えろ 貴様らと麦わらの一味は何を企んでる」
「ほかの仲間はどこに集まっている?」
ロー「フフ…Dはまた嵐を呼ぶ」
ホーキンス「?」
ロー「この意味を知ってるか?」
「昔からDの一族は人を巻き込む不思議な力があった」
「時には嵐のように激しさを増し 国そのものすら大きく変えちまう」
「歴史が変わる瞬間にはいつも「D」がいる」
ホーキンス「……」
ロー「おれはドレスローザで麦わら屋にその力を見た」
「お前らもあいつに賭けてみねェか?」
「麦わらのルフィにはこの国を…四皇を落とす力があるんだ」
ドレーク「……」
ベポ「キャプテン…」
ホーキンス「時間がないんだ 言いたいことはそれだけか?」
ワサワサワサ
ロー「……」
ホーキンス「正直に吐けば助かったものを…」
「死ね!」
ヒュッ
ロー「くっ!」
ベポ「!!」
スゥ…
ホーキンス「!!」
??「最上級(エクストラ)挽き肉(アッシ)!!!」
ドドドドドドド
ホーキンス「ぐああっ!」
ドガァァァン
ドレーク「!!何が起きた!」
部下「この部屋に誰かいるぞ!!」
サンジ「遅れた!すまねェ トラ男!」
ジェルマの透明スーツに身を包んだサンジが登場
ロー「遅いぞ黒足屋!」
「もう少しでおれの仲間が死ぬとこだ!」
サンジ「ナミさんたちを逃がしてたんだ!」
「てめーの仲間よりナミさんの方が1000倍大事だバカ野郎!」
ロー「なんだと!?」
バキィィィッ
サンジ「うおっ!」
ドレーク「さっきから妙な気配がすると思ったらやはり貴様か」
サンジ「くそっ 4人も抱えちゃ飛んで逃げきれねェ」
ロー「逃げなくていい 今すぐおれのカギをはずせ」
サンジ「あァ!?」
ホーキンス「そいつらを逃がすな!」
ドレーク「ギャオオオオッ」
部下「おとなしく捕まれ貴様ら!!」
ロー「ルーム!」
ブゥゥゥゥン
ロー「シャンブルズ!!」
パッ
ホーキンス「しまった!外へ…」
■花の都 街中
パッ
ドサッ
ロー「…!」
サンジ「助かった!」
ベポ「ウウッ!おれ死ぬかと思った」
シャチ「すまねェ キャプテン!」
「まさかおれたちのためにわざと捕まって…!?」
役人「いたぞー!そいつらを捕まえろ!」
ロー「話はあとだ!こっから逃げるぞ」
ホーキンス「あそこだ!逃がすな」
ドレーク「こちらドレーク!トラファルガーと仲間が脱走した」
「至急応援を頼む」
??「フフ…面白そうだな おれが出よう ヒック」
ドレーク「ブラックジャックか?」
ブラックジャック「酒浸りで…ウィ~ 腕がなまってな」
【百十海賊団 飛び六砲「ブラックジャック」】
■ワノ国 鈴後 おいはぎ橋
ゾロ「ここだな」
「やっと着いた」
日和「まったく 案内してるのに迷子になるってどういうことですか?」
ゾロ「うるせェ!」
日和「おかげで日が暮れてしまいました」
ゾロ「おい出てこい!おいはぎ野郎!!」
………
………
日和「誰もいませんね」
ゾロ「留守か?」
ガラッ
ゾロ「……すげェ武器の数だ」
「おれの秋水はどこに行きやがった」
タタタタッ
ゾロ「ん?」
??「泥棒め!覚悟!!」
ガギィィィン
ゾロ「なんだコイツ!泥棒はおれじゃねェ」
河松「武器は渡さぬぞ!」
「流水技……!」
「吊り落とし!!!」
ドガァァァン
ゾロ「!!カッパ?」
「かなり強ェな」
「…やるか!」
日和「待ってください!」
ガシッ
ゾロ「てめェ!何しやがる」
日和「河松!」
河松「ひ…日和様!」
■牛鬼丸のアジト内
河松「そうか麦わらの男の仲間であったか」
「どうりで強いはず…」
ゾロ「ルフィとそんな事になってたとはな」
「にしてもなんでビッグマムがこの国にいるんだ?」
「訳が分からなくなってきやがった」
日和「でも河松もヒョウ五郎おじ様もみんな無事でよかった!」
「ずっと心配で仕方なかったんだもの」
ぎゅうううううう
河松「姫…苦しいでござる」
「せ…拙者も姫の成長が嬉しゅうござる」
ゾロ「お前はなぜここに来たんだ?」
河松「20年後のこの戦いに備え」
「牛鬼丸には武器集めをお願いしておった」
「あれから13年たつゆえ…無事かどうか見に来たのだが」
ゾロ「昨日見たばっかだけどな どこ行きやがった」
河松「秋水を探しているといったな」
「秋水はワノ国の宝であるゆえ」
「もう少しリューマの墓に置いてやってくれんか」
ゾロ「だが刀3本ねェと落ち着かねェんだおれは」
河松「ならばこれを使うがいい」
ガチャリ
ゾロ「こいつは…!」
河松「大業物「二代鬼轍」」
「確か刀鍛冶に預けていたはずだが ルフィ殿が持っていた」
「戦いが終わるまでこれを使うでござる」
ゾロ「二代鬼轍…!」
■花の都 とある山道
ロビン「ハァ…ハァ…ナミ大丈夫?」
ナミ「うん!サンジ君が大分倒してくれたから」
ブルック「う~ら~め~し~や~~」
「ガボットボンナバン!」
忍者「ぐわああああっ!」
ナミ「ハァ…残るはあんた一人よ」
福ロクジュ「……」
「ここまでのようだな」
しのぶ「1つだけ聞かせてほしいわ」
「なぜ光月家を裏切ってオロチに味方してるの?」
福ロクジュ「ふん!小娘がえらそうに」
しのぶ「そんな小娘だなんて…」
ナミ「喜ぶな!」
福ロクジュ「わし一人ならおでん様の敵討ちも考えただろう」
「だが大勢の部下を生き残らせるためにはオロチの軍に付くしかなかった」
【回想】
10年前 鬼ヶ島
ウオオオーーーー!!
部下「カイドウ様!侍たちが攻めてきます」
カイドウ「戦うまでもない 海岸の罠を発動させろ」
わあああああ!!
侍「入口だ!突っ込めー!」
グシャアアアアッ
落とし穴に落ちる侍たち
オロチ「はっはっは!こいつはいい眺めだ」
「おい!奴らはかつての仲間だろう」
福ロクジュ「……はい」
オロチ「貴様の手で殺せ」
福ロクジュ「!!」
「頼む…どうか…どうか許してくれ!」
「うおおおお~~!!」
ドォン ドォン ドォン
侍「ぎゃあああ!!!」
【回想終わり】
福ロクジュ「どれほどつらかったか」
「部下にも同志たちにも済まないことをした」
「おれはオロチが憎かったが どうすることもできなかった」
しのぶ「……」
福ロクジュ「決戦の日が近いらしいな」
「これを渡しておく」
しのぶ「これは…カイドウの屋敷図!?」
福ロクジュ「せめてもの罪滅ぼしだ」
「…反乱軍の成功を祈る」
バッ
服をめくるとルフィにつけられていた首輪が付いている
ピピピピピピピ
しのぶ「!!」
ナミ「えっ!」
福ロクジュ「我々はもう…逆らうとこうなるのだ」
ボォォォン
一同「!!」
■福ロクジュ 命がけの襷!
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