■囚人たちの反撃…！！
バキィィッ
ダイフゴー「ぐふっ！！」
囚人「ハァ…スッキリしたぜ」
「これでおれたちも反逆者」
「やるしかねェ！うおおおお～～～」
ドサッ
一同「！！」
チョッパー「ルフィ！」
雷ぞう「ルフィ殿！？」
ルフィ「………」
チョッパー「だめだ意識が…それにこの高熱」
「誰か…医者ァ～～！！」
一同「……」
チョッパー「はっ！おれだ！」
ドサッ
バタッ バタッ
囚人「グオォォォ」
「オエェェェッ」
「ぐ…苦しい…」
チョッパー「！！」
「まずい…感染が進んだ囚人たちが」
お菊「…！！」
チョッパー「おい！こいつらを元に戻す方法を教えろ！」
ダイフゴー「ぐっ…ハァ…誰が教えるか」
「たとえお前らに殺されようとも」
「カイドウ様の怒りを買うよりはるかにマシだ」
チョッパー「…！！」
ぎゅっ
ぽんっ
お玉「きびだんごでやんす！」
パクッ
ダイフゴー「解毒薬は幹部等の3Ｆにあります！ご主人様！」
チョッパー「お玉すげーーー！！」
ルフィ「あっはっは！死ぬかと思った」
チョッパー「笑い事じゃねェぞルフィ！」
ヒョウ五郎「だが無事でよかった」
「おぬしに死なれてはわしもどうしようかと思ったわい」
ざわ ざわ
囚人たち「ルフィ太郎さん おれたちも戦わせてくれ」
「あのカイドウを倒すなんて絶対に無理だと思ってたが」
「お前を見てるとやれそうな気がしてきた」
河松「……」
囚人たち「カイドウとオロチを倒して おでん様の敵を討ちたいんだ」
「この国を…取り戻したい！！」
ルフィ「あァ！もちろんだ！」
「おい！モモ！！」
モモの助「………」
囚人たち「あれは…」
「モモの助様だ」
「本当にモモの助様…！」
ルフィ「おれたちの大将だ」
「おれはモモと同盟を組んだ」
お玉「えっ…モモ君が！？」
モモの助「みな…20年も無理をさせたこと本当に申し訳なく思っている」
「今見せてもらった心の傷 なんと詫びてよいかわからぬ」
ルフィ「？」
ドスッ
ブシュッ
囚人たち「えっ！？」
ルフィ「おいモモ！」
顔に小刀を突きたてるモモの助
モモの助「みなの痛みはこんなものではないはず」
「だが拙者も覚悟を決めた」
「大将としてみなとともに戦い…！カイドウを討つでござる！」
河松「モモの助様…！！」
キッド「……」
ルフィ「あっ なァお前らも一緒に戦おう！」
キッド「断る」
キラー「ファッ…ファッ…」
ルフィ「えー！何でだ！？」
キッド「カイドウの首はおれが取る」
「この先にいるおれの仲間を解放したら」
「てめェらと競争だ」
雷ぞう「バカな！少数で勝てるなど」
キッド「おれはずっとカイドウを倒す方法を考えていた」
「勝算はある…だがそれは教えられねェ」
「せいぜい頑張ろうぜ お互いにな」
ルフィ「なんだ？教えてくれよ」
ヒョウ五郎「ここが陥落したことはいずれ奴らにも知れる」
「急ごう！この先にまだ同志たちが待っている」
■鬼ヶ島
ズン♪ ズン♪ ズンチャカ♪
パフ♪ パフパフ～～♪
べべんべんべん べべべん
演奏の中央に現れたのはアプー
アプー「ヨォ～～♪チェケラ～～～♪♪」
【百十海賊団 特別幹部＆音楽家 スクラッチメン・アプー】
カイドウ「ガッハッハ」
「いい酒には音楽がないといけねェ」
アプー「任してくれカイドウさん！」
「祭りの日にゃ最高のメンバーで最高の音楽を用意してある」
「本番はこいつで大盛り上がりよ」
部下「小紫が死んじまったのが残念だな」
「あァ あの三味線聞きたかった」
バキィィィッ
部下「ぎゃあああっ！！」
ズドォォン
部下「ぐええっ！！」
カイドウ「おれはあの三味線はあまり好かん」
「どういう訳か おでんの顔が思い浮かぶ」
部下「カイドウ様！クイーン様の船から通信が」
カイドウ「よこせ」
ビッグマム（よォ カイドウ）
カイドウ「…！！」
「なぜ貴様が！？」
ビッグマム（さっきはよくもやってくれたねェ）
（お前たちにはお礼をしないとな）
カイドウ「勝手に侵入したのはお前らだ」
「戦争でも起こそうってのか？」
ビッグマム（まぁ落ち着け 話をしようじゃないか）
（部下を失いたくはないだろう）
カイドウ「なんだと？」
どん！
クイーン「……」
ボロボロになったクイーンとその部下たち
その横にはクイーン・ママ・シャンテ号と子供たちが並んでいる
ぺロス「ペロリン♪」
スムージー「…」
ダイフク「…」
カイドウ（クイーン釈放の条件は？）
ビッグマム「そうだな…とりあえず」
「麦わらの一味の情報を教えてもらおうか」
■ビッグマム海賊団が動き出す！
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