■海賊島 ハチノス
黒ひげ「ビッグマムとカイドウが同盟?」
「伝説の再来じゃねェか」
「こりゃ面白れェ」
バスコショット「麦わらとローが」
「カイドウを狙ってたが」
「これで勝ち目はゼロか…ウィ~」
シリュウ「手を組んでなくても」
「奴らにあの怪物は倒せねェだろ」
アバロピサロ「ニャハハ!」
「だがあのガキの力は底知れないニャ」
カタリーナデボン「ムルン フッフッフ」
「若いって いいわねェ」
黒ひげ「最悪の世代のガキどもとて」
「四皇の同盟じゃ勝ち目はねェ」
「だが…ゼハハハ」
「まったく運のいい奴らだぜ」
ドクQ「ゲフッ…ああ…運がいい」
オーガー「これもまた運命なのである」
ラフィット「ホホホ…ワクワクしてきました」
バージェス「しかし本気ですかい提督?」
「この荒れた状況で…」
黒ひげ「当然だ!」
「偶然にもおれたちが欲しいものは」
「そこにある!」
一同「……」
黒ひげ「行くぞワノ国へ!」
「戦闘の準備をしておけ!!」
■海軍本部
コビー「センゴクさん…」
センゴク「?」
コビー「ゴッドバレー事件について」
「もっと詳しく教えて戴けませんか?」
「ドレークさんが心配で…」
センゴク「あれは…」
「まあいいだろう」
コビー「……」
センゴク「ゴッドバレーと言う島には」
「元々先住民がいたが」
「ある時天竜人が島を奪い取った」
「理由はゴッドバレーには大量の「黄金」があり」
「天竜人がそれを欲しがったのだ」
コビー「黄金…」
センゴク「普通なら天竜人に手は出せないが」
「ロックス海賊団は違った」
「黄金を求めて島に攻めてきたのだが」
「それに応戦したのがガープの軍だ」
コビー「……」
センゴク「しかし圧倒的ロックス海賊団の戦力の前に」
「ガープたちは劣勢に立たされた」
「その時やってきたのが」
「ロジャーの海賊団だ」
コビー「……!!」
【回想】
ガープ「ハァ…ハァ…」
ザッ
ロジャー「久しぶりだなガープ」
ガープ「ロジャー…貴様なぜここに」
ロジャー「お前はおれを捕らえてェだろうが」
「今はそれどころじゃねェはずだ」
ガープ「ウッ…ガフッ」
ロジャー「おれたちはこの島の黄金を奪いに来た」
「どうだ?今だけ手を組まねェか?」
「そうすればお前たちの目的も果たせるだろう?」
ガープ「…バカな」
「そんなことなど死んでも…」
ドガァァァン
ガープ「!?」
奴隷「ぐわあああっ!」
「ゲホゲホッ」
ガシャァァン
ロジャー「あいつらが」
「死んじまってもいいのか?」
ガープ「……」
「……わかった」
「手を組もう」
【回想終わり】
センゴク「ロジャーの援軍を得たガープたちは」
「奇跡的に逆転勝利した」
「伝説のロックス海賊団は」
「手を組んだDによって壊滅したのだ」
コビー「Dの一族って…」
「いったい何者なんですか?」
センゴク「わしにも分からん」
「だがDはいつも数奇な運命に満ちている」
「昔も今もな」
■新世界 とある海域
バージェス「まさか提督…」
「あの伝説を繰り返すために」
「麦わらと手を組むんですかい?」
黒ひげ「ゼハハハ!そんなことはしねェさ!」
「確かにおれと麦わらが組んで」
「カイドウとビッグマムを倒すのも面白ェ」
「ガープとロジャーがロックスを潰したように」
「D一族の嵐と言われるだろう」
「だが麦わらはおれと手を組むなんて」
「絶対にしねェはずだ」
ラフィット「我々が狙うのはあくまで別のものですよ」
ドクQ「やり合えばこっちの被害も大きい」
「あぁっ…ゲフッ」
黒ひげ「だがそれもいいかもな」
「グラグラの実に加えて」
「四皇2人の悪魔の実を奪うってのも悪くねェ」
バージェス「提督!」
「正面から海軍の船が…!」
ラフィット「あれは恐らく…」
「七武海を捕らえるための船団か?」
海兵「コーミル中将!」
コーミル「なんだ!?ウエェ!」
「コーヒー苦い」
海兵「正面から黒ひげの船が」
コーミル「ブフッ!」
「なぜ黒ひげがここに!?」
ドガァァン
コーミル「!!」
海兵「正面から砲撃!」
「右舷が破損した模様!」
コーミル「おのれ…黒ひげ」
「全員!戦闘準備!!」
「本部へ援軍を要請しろ!」
一同「はっ!!」
黒ひげ「フン…バカどもめ」
バージェス「提督!」
「おれにやらせてくれ!」
「見せてやる…おれの新たな力」
「ノロノロビーム!!」
ポワワワワ…!!
コーミル「!!」
■黒ひげ海賊団出撃…!?
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