■康イエの城で…!
康イエ「はっはっは!それで都を出てきたのか」
錦えもん「本当はおれのせいなのに…すまねェ」
おでん「どの道絶縁だ こうなる運命だった」
康イエ「これからどうするつもりだ?」
おでん「康イエ殿…」
「おれは海に出てみたい!」
「海外にはきっと巨人や魚人…とびっきりの美女」
「おれが想像もつかない強い奴らがたくさんいるでござる!」
錦えもん「巨人!?おれも見てェ!」
傳ジロー「アニキより強ェ奴なんていねェよ」
康イエ「バカを言うな!」
「海を出れば恐ろしい妖怪の群れしかいない」
「首をもがれ骨にされるのがオチだ」
「それにお前は次期将軍の座に…」
おでん「どうか船を一隻貸してくれ!」
「頼む康イエ殿!!」
康イエ「だからそれは無理…」
オロチ「お客様 お茶をお持ちしました」
ドタッ
バチャッ
おでん「あちィッ!」
オロチ「あーっ!申し訳ございません」
「すぐにお拭きを!」
ガラガラガシャン
ドタァッ
おでん「ぎゃあーっ!!」
オロチ「あーーッ」
「申し訳ございません!」
「本当にすみませんすみません!」
康イエ「もうよいオロチ 下がれ」
錦えもん(おもしれェ奴…)
傳ジロー(なんてバカそうな大人だ)
オロチ「ははーーっ ではこれにて失礼」
ペコペコ
ガラッ
部屋を出て廊下を歩きだすオロチ
家臣(クスクス…)
「また追い出されたよオロチの奴」
「おれは長年この城にいるが」
「あんな使えないコマ使いみたことねェ」
オロチ「………」
家臣「黒炭家がなんて言われてるか知ってるか?」
「あそこはみんな猿みたいな顔面に」
「女子供にも相撲で負けるほど貧弱」
「まさに「ワノ国の落ちこぼれ」だとさ!」
「わはははは!!」
「ぎゃははは!」
オロチ「……」
??「おやめなさい!!」
家臣「トキ様!」
べべん!
【康イエの付き人 霜月トキ】
家臣(うわーっトキ様!相変わらずおキレイ~~~)
トキ「顔や容姿はその人のせいにあらず」
「生まれついたものに罪はないのです」
家臣(イヤミにしか聞こえねェ!)
トキ「それに彼は心やさしい」
「将来…大きな人間になるやもしれません」
家臣「お言葉ですがトキ様」
「あの猿に限ってそのようなことはないかと」
オロチ「……」
ガラッ
トキ「失礼します」
康イエ「来たか 入れ」
錦えもん(うおお!すげェ美人だ♡)
傳ジロー(♡♡♡)
トキ「霜月トキと申します」
「この度はおでん様のお世話をさせていただくことになりました」
「よろしゅうお願いします」
康イエ「わしの付き人のトキだ」
「絶縁されたと言えどスキヤキ様のご子息」
「それ相応のもてなしはさせてもらう」
おでん「そんな奴いらん!」
トキ「!!」
康イエ「!?」
錦えもん「えっ!?」
傳ジロー「こんな美人を…!」
おでん「世話係など窮屈でかなわぬ」
「やりたいようにやるから気にするな」
康イエ「そうか…では下がってくれ」
トキ「かしこまりました」
「…では失礼します」
ガラッ
トキ「………」
トキ(あれが光月おでん…)
(私が…長い間探し求めていた人)
グラグラッ
おでん「うおっ!」
康イエ「地震か…!?」
ガラッ
侍「康イエどの!大変です!」
康イエ「どうした?」
侍「港に…異国の者が攻めてきて」
おでん「そら来た!」
ダッ
康イエ「待て!どこへ行くおでん!」
錦えもん「おでん様ァ~~!」
■ワノ国 とある海岸
侍「白舞の第一小隊が全滅だと!?」
「強い…何者にござる?」
「今の地震…まさかあいつが」
??「食い物をくれ 出さねェなら力づくで取る」
侍「…貴様何者だ!名を名乗れ!」
ニューゲート「おれはニューゲート」
「ロックス海賊団の一番隊隊長だ」
侍「海賊だと…?」
ザッ
侍「光月おでん!」
錦えもん「ハァ…ハァ…」
傳ジロー「ハァ……」
おでん「海外の者…おれの名は光月おでん」
ニューゲート「そうか 食い物をよこせ」
おでん「いいだろう」
「おれに勝負して勝ったらくれてやる」
「だがおれが勝ったら」
「……おれをお前の船に乗せろ!!」
ニューゲート「あァ?」
「生意気な…」
■光月おでんvs若い頃の白ひげ…激突!?
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